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我が名誉にかけて!

我が名誉にかけて! 10






『巳緒…』 

『巳緒…』

声に誘われ、巳緒は光へと近付く。

光はただの光ではなく炎だった。
つい先ほど目にした真っ青な炎に包まれた赤い髪の、赤い瞳の男が巳緒を呼ぶ。
「お父さん…?」
『ああ、そうだよ。巳緒、時間が無い。話せるのは本の僅かだ。落ち着いてよく聞くんだ』 
どうして?とか何を?とか聞きたいことは沢山ある。
だけれども、それをぐっと飲み込んで巳緒は頷いた。
『お前が来たこの国の名は《タロッキ》そしてこの王宮のある都を《アルカナ》という。詳しいことは神谷に訊くといい。彼はこの国の誰よりもこの国に詳しい。そしてお前は預言者となる必要がある。月の巫女だな。神と民を結び、神からこの国を預かるもの。国を…タロッキを頼む』
彼は静かに言う。
「どうして?どうして私なの?」
普通に学校に行ってお兄ちゃんたちと稽古をして…
そんな日々を送っていたのに何故?
そんな考えが巳緒を包む。
『お前は、私の…龍族の娘だ』
彼がそう言った瞬間、巳緒は真っ白な光に包まれる。

『王の証をお前に渡そう』

段々とその声が遠のく。
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